他人の土地を勝手に売ることが出来る事について…

地面師たちは、登記簿上のの所有者の名義を真実の所有者から別の名義に移します。そしてその土地を何食わぬ顔で第三者に売却し現金を得るか、土地を担保に借金してその借金を踏み倒すかをします。ある日、真実の所有者が気がつくと、自分名義のはずの土地が全く知らない第三者の名義に変わっており、更に転売されていたり、抵当権が設定されていたりする・・・ということになってしまいます。


本日、姉と土地の草むしりをしていると
なんとか建託とかいうマンション業者がいきなり姉に話しかけてき、色々と質問をしていた。
姉曰く、なんか「ここの土地は本当にあんたの土地か?」「○○さんがここは本当は自分の土地かもしれないといっていたぞ」ことを言われたそうな。

ちょうど、不動産関連のお勉強を趣味としてやっていたのである事を思い出しました。

そういえば、不動産って他人のものでも勝手に売っていいって事になっているんですよね。
って通常人にいっても「えーーー!まじ!?」と思いますよね。
なんで、そんな法律になっているんでしょうかね?どっかでその理由が書かれていた気がするのですが、なんでも経済的な理由などによりそっちの方が効率的だからみたいな理由だったと思います。
そのときはなるほどー!と納得した記憶があるのですが、やっぱり人のものを勝手に売れるというのは納得いきませんよね…
その事を一般人に早い段階に周知させてくれているのなら別ですが、そんな重要な事を知らずに人生というゲームをプレイさせられているという事も納得いかない理由の一つなのかもしれません。

そんな他人物売買を生業としていた人が昔は跋扈していたらしいです。
上記リンクにそんな人たちの手口が簡単に説明されていますが、実に巧妙です。

こんなことされたら、法律とか特に勉強せずに生活している人は被害に巻き込まれることになりますよね。
地面師によって直接的な被害が及ぶのは買い手や担保権者などであるとかかれていますが、やっぱりその詐欺に利用された財産の所有者は何らかの恨み等を買うことになりかねないし、最終的に本物の所有者であることを証明する為に、実印と登記済権利証を準備しなければいけない等の労力を要するわけですものね…
(ここで気になるのは、本当の所有者であるにもかかわらず本物の所有者であることを証明できない人っていうのはこういった詐欺に泣き寝入りするしかないのでしょうかね?)

なんか、色々納得のいかないことって多いですよね。

結局、そのなんとか建託という人に私の土地を我が物であるといっていた人にその所有権を主張されたら怖いなーと思ったのでその日は登記簿をチェックしに行くことにしました…orz