炭素繊維シート
炭素繊維(たんそせんい、英: Carbon fiber)とは、アクリル繊維またはピッチ(石油、石炭、コールタールなどの副生成物)を原料に高温で炭化して作った繊維。アクリル繊維を使った炭素繊維はPAN(Polyacrylonitrile)、ピッチを使った炭素繊維はPITCHと区分される。
■問 建物の耐震補強に用いられる炭素繊維シートに関する次の記述のうち、正しいものはどれか?
①炭素繊維の重量は、鉄の約2分の1である。
②炭素繊維の引張強度は、鉄の約5倍である。
③炭素繊維シートを用いると、建物荷重をあまり増加させることなく補強ができる。
④炭素繊維シートは、原則として防火被覆が不要である。
炭素繊維シートを柱に巻いたりして、建物の強度をアップさせるという情報を過去問等から得たりしているので、これが非常に丈夫なものだということはなんとなく分かるんですが、こういう風に細かいところまで聞かれると「????」ってなります。
まず、炭素シートっていうのはこういうのです。
軽量で丈夫なことから、ロケットや飛行機のボディにも使われたりしているらしいですよ。
耐震補強に用いられる炭素繊維シートの特徴をあげると以下のようなものになっています。
◎軽量!!(比重は鉄の約4分の1)
◎高強度!!(引張強度は鉄の約10倍!)
◎高弾性!!(鉄筋の応力負担を軽減します)
◎高耐久!!(煙害や紫外線による劣化がなく、耐薬品性にも優れている)
◎短工期!!(火気や溶接が不要!)
etcetc
∴問題の答えは③ということになります。
この辺の数字はなんとなく覚えやすいので、もしかしたらこういうところも狙ってくるかもしれませんね。