第6回 問2 マンションに用いられる用語

【問題2】マンションに用いられる用語に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1.超高層建築物とは、高さが60mを超えるものをいう。

2.事務所ビルをマンションなどへ用途変更することをコンバージョンという。

3.基礎部分に上部構造を支える積層ゴムや、摩擦係数の小さい滑り支承を設けた構造を制震構造という。

4.昭和56年に改正された建築基準法による耐震基準を、一般に新耐震基準という。


こういう専門用語って、知らなかったらいくら考えてもわからないわけですから重要ですよね…
うーん、この漢字の意味から考えて…ああでもない、こうでもないと考えてたら
何十分もたっていたりして…


①…
建築基準法施行規則や航空法などで高さが60mを超える建築物に対してそれ以下のものと異なる基準を設定していることから、法律上は高さ60m以上の建築物が超高層ビルと解されていると言える。

∴ ○

これは、マン管、管業はおろか宅建みたいな問題でも出たことがありそうなぐらい有名な問いですね。

②…
これはちょっと業界の人とかじゃないと、知らない言葉かもしれませんね。
コンバージョンとは既存建築物の用途変更することを言います。
インターネット用語の「商用サイトの成果」という意味で、コンバージョンという言葉がよく使われていますので、そっちの方が知っているという方多いんじゃないでしょうかね。
∴ ○

③…
これは一発でわかりますね。
積層ゴムとかってきたら、「免震構造」ですよね。
免震というのは地震力を抑制することによって構造物の破壊を防止するという概念で、耐震とはちょっと違いますよね。
耐震は読んで字のごとく、地震力に負けないように頑丈にしたりすることですよね。
∴ ×


④…

建築基準法 (施行令) の改正により新しい耐震基準 (いわゆる新耐震基準) が施行されたのは、1981年 (昭和56年) 6月1日のことで、この日以降に建築確認を受けた建物に対して新耐震基準が適用されています。

この新耐震基準の年月日は絶対に暗記ですよね!!
建築構造だけでなく、行政法規等、色々な範囲の問題と絡めて引っかけ問題が出題されているような気がするので注意ですね!

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%80%90%E9%9C%87%E5%9F%BA%E6%BA%96