第7回 問33 マンションの設備

【問題】マンションの設備に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1.超高層マンションの台所換気には、風圧の影響を考慮すると、一般的に第1種機械換気方式が望ましい。

2.トラップの破封現象とは、排水管の勾配不足に起因するもので、吸出し・はね出し現象や、自己サイフォン・毛管現象・蒸発等があげられる。

3.消防設備の点検の期間は、機器点検は6カ月、総合点検は1年、また、付帯する配線は総合点検で3年と定めている。

4.屋内消火栓の消防ホ−スの交換及び連結送水管の耐圧試験は、10年毎に行わなければならない。



m9( ̄ー ̄)ニヤリッ

第7回の問題。

①…
換気方式は3つありましたね。
●第1種換気方式=機械給気+機械排気
●第2種換気方式=機械給気+自然排気
●第3種換気方式=自然給気+機械排気

第1種は事務所ビルや超高層マンションなどで利用されます。
第2種は室内の気圧が常に高く他室から汚れた空気が入らないので病院などで利用できます。
第3種はマンションの台所等で利用されます。

∴ 答えは○



②…
トラップの破封現象についても、よく聞かれます。
必ずしも「排水管の勾配不足に起因」するものではないようです。
http://facilities.wiki.fc2.com/wiki/%E6%8E%92%E6%B0%B4%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%97%E3%81%AE%E7%A0%B4%E5%B0%81

トラップの形とか仕組みが理解できていれば、わかりそうです。
∴ ×


③…
消防設備の点検の期間
これも、実によく出題されていますね!!頻出中の頻出。
機器点検が6ヶ月毎、総合点検が1年毎…ここまではあっていますが…
配線も1年毎ですね。3年ではないようです。
http://www.bohsai.co.jp/service/extinguishing.html


④…
これははじめて見ました。
ちょっとマニィんじゃないでしょうか?

 平成14年より消防法が改正され、 製造
年末日より10年経過した日以降に消防設備
点検を行う場合、ホースの耐圧試験を実施
する事が決められました。 また、耐圧試験
後は3年毎に、耐圧試験を実施する事と
なっています。

屋内消火栓用のホースや屋外消火
栓・連結送水管用のホースは年月
が経つと、実際の放水圧をかけると経年劣
化により端末部のカップリング不良 から水
が漏れる可能性があります。10年という目安は10年経過後から極端に劣化状況が悪く
なる分析によるものです

∴ ×
http://www1.parkcity.ne.jp/musabo/topics.htm
http://www.tama-eikou.com/taiatu.htm