第4回 問1 建物の構造・形式

【問題1】マンションに用いられる建物の構造・形式に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。


1.建物の基礎部分に上部構造を支える積層ゴムや摩擦係数の小さい滑り支承を設けた耐震構造を制震構造という。

2.住宅へのアクセス方法により建物の住棟形式を区別すると、階段室型、片廊下型、ボイド型、ツインコリドール型などがある。

3.鉄筋コンクリート構造の壁式構造は、柱と梁で箱型フレームを構成し外力に対する耐力を得る構造形式である。

4.鉄骨鉄筋コンクリート造は、鉄骨の周囲を鉄筋コンクリートで覆った構造であり、鉄筋コンクリート造よりさらに強さと可塑性を持つ耐震耐火構造である。


マン修の過去問題は公式ページで全て見ることが出来ますが、解答は第4回からしか公表されていないようです。
ですので第4回から…


これはマン管程度の建築知識でも消去法で解けそうですね。

①…建築では、金属板とゴムを交互に重ねた積層ゴムアイソレータが広く使われるが、他にもボールスライドレールなどで滑らかな移動を可能とするタイプや、最近では空気圧を利用し建物全体を基礎の一部とともに浮かせることで、エネルギーを建物に伝えないAIR免震装置なども開発され従来よりも施工が容易になっている。
これは制震構造ではなく、免震構造の法が正しいようです。

②はおいといて…

③…壁式構造とは、梁や柱ではなく、耐力壁である壁そのものが構造である建物でしたね。

④…一見すると正しいようですが、塑性があるというところは誤っているようです。

塑性…外力を加えて変形させたあと、完全に戻らない性質のこと。


②はマン管や管業では出題されたことがないと思いますので難しいですね><
こちらに詳しく解説されています。
正しい記述のようです。
http://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/hyoujun_gijutsu/jyuutaku/0016.html

http://allabout.co.jp/house/houseability/closeup/CU20060405A/