傷本が高値で再評価

 書き込みが残る古本を「痕跡本」として売っている古書店がある。愛知県犬山市薬師町の
アートスペース、キワマリ荘に昨年開店した「五つ葉文庫」。普通なら嫌われる傷本だが、
手にとって見つめるうちに、元の持ち主が目に浮かんできて楽しくなる。確かに痕跡本は面白い。 たとえば大月書店の国民文庫『空想から科学へ』。1960年に出た共産主義の基本文献は、
とじ糸がほつれ、メモと傍線が全ページを埋める。政治の季節の熱気に打たれた学生の姿を
ほうふつさせる逸品だ。司馬遼太郎の『ロシアについて』は巻末に読了日をしめす日記風の
書き込み。「昭和六十一年八月五日。昨四日台風十号、福島、仙台に被害を与えて去る」。
太宰治新潮文庫津軽』には、「たいくつなりし本なれど、故郷は良いなあ」と奥付に
鉛筆で一言書かれていた。 本と持ち主の関係に思いをめぐらす古沢さんの達意の文章が1冊ごとに添えられている。
売値は4500円から8万円。相当に高めだが、「初版本や希少本に高値がつくように、痕跡本の
価値も評価されるべきだ。痕跡の重みや面白さを自分なりに評価した価格です」と話す。


4 :名刺は切らしておりまして:2009/05/07(木) 07:35:13 id:OiP9tb+5
ブクオで50円セールの少女漫画買ったら中に寄せ書きが一枚
手術がんばってね・・・売られてたってことは多分


7 :名刺は切らしておりまして:2009/05/07(木) 07:54:11 id:syKHhpM1
>>4それ この本屋なら五万くらいで売るぞ
命短い乙女の生涯をお想い下さいとか解説つけて


問題集とかをamazonで中古で買ったりしたら、空欄を全部ボールペンで埋められていて使い物にならなかったことが多々あります…


私は、本はできるだけ綺麗に読んで本棚にコレクションしておきたいタイプなんですけど、特に転売等をしない人はできるだけ色ペンとかで線引いたり注釈書き込んだりする方がいいらしいですね…。
後で読み返すときにも要点が一目瞭然だし、読んでいる時も効率的に内容がインプットされますよね。

さらに、その本に書かれている内容をブログや日記でアウトプットすることによって更に知識が深まるらしいです。