排水管の更生改修について

エポキシ樹脂とは?

定義:分子内に2ヶ以上のオキシラン環(エポキシ基)を有する化合物の総称である。通常硬化剤(フェノール、アミン他活性水素を持つ化合物)と併用して、3次元網状ポリマーを形成させて利用されます。


マン菅の問題の中に、

排水管の更新改修は専有部分内については困難であるので、エポキシ樹脂ライニング工法による更生工法があるが、現段階では主流ではない。

という問題があり、これは適切だとのこと。
解説は、
エポキシ樹脂ライニング工法とは、配管内にエポキシ樹脂を流布することにより、老朽管を新管に入れ替えることなく、現状のまま、機能を回復させる工法であるが、現段階では主流ではない。
と書いてあります。

あーそうなのか、で…現段階で主流なのは何なんだろう?
と思って基本書等を調べてみても、配管の種類や検査方法については詳しく書いているものの…肝心の更新方法については書かれておらず…。だんだん気になってきました。

検索エンジン等で適当に検索しても、
大手の工事業者はどれもエポキシ樹脂によるライニング工法が主流みたいな感じですし…(なにぶん素人だから、検索ワードが悪いのかもしれませんが)
うーん。なんだろうなー

もう、建物の管理者になった気分で最新の配管更生方法を調べていました。。

そこで!!!
これかーー!!!!?

トルネード工法!
排水口からエアー渦流による「研削」「研磨」「ライニング」処理で、排水管が蘇る!トルネード工法が、驚きの低コスト・短工期で排水管再生を実現します。

http://www.ogawa-reform.jp/drainpipe/pipe01.html

なんか名前もすごそうだし…と、思っていたら結局独自のエポキシ樹脂を流し込むことによるライニング工法とのこと。

更に探していると…

新排水管更生法「マルライナー工法」(排水管ライニング工事)
http://www.mizumore-24h.com/service2-2.html

というものを発見!
なんでも、管の中にチューブを通しちゃうというもの。
詳しい説明は上記リンクを見ていただければいいと思いますが、なんか今まで見てきた管自体を綺麗にするようなものとは違って斬新ですし、説明の中にも
「旧排水管の中に、エポキシ樹脂塗料と芯材が一体となった継ぎ目の無いパイプが既設管の内側に形成される為、耐震性がかなり高まります。」
という風に謳っている。

これか!?これなのか?
っと、結局答えは見つからないままもんもんとしているわけです。
誰か教えて…orz

あと、何故エポキシ樹脂塗料に代わる工法が登場してきたかにもちょっと気になったのですが、塗料による環境ホルモンの心配がされだしたことによるのでしょうか。




給水官は材質と工法及び水質により耐用年数が変わってきます。
塩ビライニング鋼管でネジ切継手の場合、都心部では早いところで十年過ぎ位いから赤水や漏水が出始め、15年から25年位で対策を必要とするようになります。
対策としては、延命策と更新(取替え)があります。
延命策は、既存管の内部の錆を除去し、新たな錆が発生しない(しにくい)仕組みをつくる方法で具体的には、エポキシ樹脂ライニング工法(更生工法といえば一般的にこの工法)、電気防食工法、磁気防錆工法、脱酸素工法、塩化カルシウム工法などがあります。
更生工法は、国の審査証明を受けたものが数工法あり、信頼できる工法とされていますが、防錆塗料の環境ホルモンによる影響を心配する声もあります。電気・磁気工法などでは水がおいしくなるとうたっているものが多いようです。
更新工法の場合、更新する管材は塩ビライニング鋼管(防食継手)が主ですが、ステンレス管も普及してきています。
専有部分内では、施工が容易で腐食の心配のない塩ビ管、樹脂管(ポリブデン管、架橋ポリスチレン管)等で更新するのが多いようです。